円形脱毛症
症状
特に痛みや痒みもなく、頭部に円形ないし楕円形の脱毛巣が生じます。
原因は成長期毛母の急激な障害と休止期毛包への早期移行です。

その病因として、自律神経障害、精神的ストレス、内分泌障害、などがあげられていますが、原因不明のものが多いのが実状です。
多発、融合して全脱毛に及ぶものを「悪性円形脱毛症」と呼び、全身の脱毛を来すものもあります。
治療
内服薬としては、セファランチンやグリチルリチンが使われます。
外用薬としては毛根の血流を改善するフロジン液や、ステロイドのクリームやローションが有効です。
難治性の場合は、ステロイドの局所注射、刺激剤のDNCBや紫外線のPUVA療法が行われます。