ニキビ(ざ瘡)
症状
- ホルモン産生の盛んな思春期こは、皮脂腺の分泌活動が亢進し、毛穴が角栓で詰まり、毛包に一致した丘疹(きゅうしん・ポツポツ)が多発します。
- これらは面皰(めんぽう)と呼ばれ、出口の閉じた白い閉鎖性面皰と、出口に黒い角栓のある開放性面皰に分けられます。
- 面皰にアクネ菌や表皮ブドウ球菌が感染すると化膿して膿を持ち、膿疱性ざ瘡となります。

治療
- 治療として、軟膏や水薬を塗る外用療法と、飲み薬の内服療法があります。
- 外用療法では、ディフェリンゲルなど、毛穴の角栓を取る外用薬が使われます。
- 化膿が強い場合には、ダラシンTゲルなどの抗生物質の外用薬を併用します。
- 化膿が強いときはミノマイシンやバナンなどの抗生物質の内服が有効です。
生活上の注意
- 睡眠不足は肌に敏感にあらわれます。8時間以上の睡眠を心がけ、規則正しい生活を心がけましょう。
- お化粧が必要なときは水性化粧品を使うようにしましょう。ファンデーションなど油性の化粧品は毛穴をふさぐので使わないようにしましょう。
- 前髪をたらした髪型はニキビにあたって刺激となります。おでこを出す髪型にしましょう。
- 一般に、甘いお菓子、おせんべいなどの炭水化物や、チョコレート、ピーナッツなどはニキビによくないので、控えたほうがよいでしょう。
- 便秘になるとどうしてもニキビができやすくなります。便秘がちの人は野菜を多めに食べるようにするなど、食生活に気を付けてください。